2010年11月23日火曜日

図鑑大好き少年の宝物

先日の投稿に続きこちらの本について。

























90年代に沸き起こったヴィンテージブーム、レプリカブーム。
それを経験していない僕が初めて手にしたジーンズに関する本。
ページをめくるごとにそこに新たな世界が広がっているようで
それこそ擦り切れたらセロテープで補強して何度も何度も読み返しました。

3大メーカーであるリーバイス、リー、ラングラーの歴史。
労働着からファッションへ受容されてきた過程とそれに伴うディテールの変遷。
時代、メーカーによる色落ちの相違。
レプリカジーンズの存在と色落ちetc...

この本から学んだことは計りしれません。

本来ならば実物に触れて、実際に穿いてみて、色々な人から話を聞く中で
ジーンズとの距離が縮まって熱中するようになったという形が
自然で理想的であるとは思うのですが
僕の中でジーンズの存在が大きくなり熱中するようになったきっかけはこの本。

そういえば初めて下北沢に足を運んだのもこの本に載っていた
古着屋さんに行くことが目当て。
数百本ものジーンズがあるってどんなだろう、という気持ち
を抑えきれなくなったんだっけ。

「興味を持ったらとりあえずやってみる」という
精神もこの時に芽生えたのかもしれません。

ジーンズに熱中するだけでなく、僕の行動指針形成にも
一役かっている可能性がある。

本ってやっぱり偉大ですね。

2010年11月21日日曜日

見据えるは数年先…




















シンプルなダークブラウンのドレスシューズ。

よくよく見るとアッパーやコバに細かい傷が付いていて
「とびっきりのべっぴんさん」とは言えないかもしれません。

でもこの靴には強い思い入れがあるわけでして。
手元にくるまでにあった様々な出来事。
それらを思い返すといつの間にか緩んでしまっている僕の頬。

…もちろんここまでは序章にすぎません。
履きこめば履きこむだけ、手入れをすればするだけ
自分の色が出てくるといわれるドレスシューズ。

これからが本当のお付き合い。
どんな風に育つのか楽しみ半分、怖さ半分。

30歳の誕生日にいくらか育ったこの靴を眺めて
「色々あったけれど、僕も少しは大人になったよ」と感慨深くなっていたりして。

2010年11月15日月曜日

こいつが僕をジーンズの世界へ引き込んだ!!

「熱中するようになったきっかけってなんだっけ?」という問い。

興味を持ったきっかけとか、やり始めたきっかけではなくて
「熱中するようになった」きっかけであるところがポイント。

好きな理由とか、どれだけ好きか、ということを考えるよりも
意外な一面が浮き出てきたりして驚いたり、懐かしんだり。

「あっ、そうだ、そうだった。あのときはそんなこと考えてたんだ…」
という具合に自分を再発見する。

僕の場合、ジーンズに興味を持ったきっかけは友達のお兄さん。
近所でお洒落と評判の人で彼がジーンズを穿いている姿を見て
「カッコいい…大人だ…」と小学生ながらに感じたものです。

さっそく親に「ジーパン欲しい!!」とおねだりして
僕のジーンズライフが始まりました。
でも、このときは「好き」というくらい。熱中とはまた違う。

じゃあ、熱中したのはいつからだろう?
記憶の糸を探り、辿り、吟味してみる。
いくつか思い当たる「ジーンズに熱中するようになったきっかけ」と思われる事柄。

エドウィンの503を手に入れて毎日のように穿いたこと?
リーバイスの501を穿いたままシャワーを浴びて縮ませたこと?
ウエアハウスの1000(1000XX)を自分で色落ちさせたこと?

言われればどれも確かに当たっている気もするけれど、ドンピシャではない。
感じるか感じないかの瀬戸際ともいえる違和感。
えっと、他に熱中するきっかけとなりうる要素は……

そうやって思い返していくうちに一つの答えにたどり着きました。
僕がジーンズに熱中するようになったのはこの本との出会いからでした。

 
大好きな表紙


2010年11月11日木曜日

初めての一人蕎麦屋

ラーメン、パスタ、うどん、つけ麺。
「麺」類には目がない僕ですが「蕎麦」には執着がありません。

「嫌い」とか「食べたくない」というわけではないのですが
外食で「蕎麦」という選択肢はありませんでした。

「本当においしい蕎麦を食べたことがないなんて可哀そう…」
と言われることも…。

そんな僕ですが気になる蕎麦屋が見つかり、ついに行ってきました。
一人蕎麦屋デビューです。

記念すべきそのお店は「角萬」

角萬竜泉店




















常連さんが多いこのお店。
のれんをくぐり、ほとんどの人がメニューを見ずに一言。
「ヒヤダイ」と。

そう、このお店には看板メニューがあるのです。
冷やし肉南ばんそば、通称「冷や肉」。
そしてこれはプラス50円で大盛りにできるのですが
それが「冷や大」というわけです。

初めてだったこともあり、常連さんのように粋に「冷や大お願い!」
なんて頼めるはずもありません。
おろおろしながら席に着き、一息ついてから「ひ、ひ、冷や…大…お願いします。」

そして出てきたのがこちら
ボリューム満点の盛り付け 1000円




















蕎麦のイメージを覆すこの姿。
だからこそ行ってみよう、食べてみよう、と思ったのですが
極太の蕎麦はまさに「噛んで食べる」という感覚。
しかし、そこはやはり蕎麦。
ギトギトした感じは一切なく、サッパリしていると感じました。

今まで食べてきた「大盛り系」は二郎にせよ、スタ丼にせよ
かなりこってりしたものが多かったのでサッパリした大盛りは新鮮。

角萬を食べて「正統派の蕎麦はどんなんだろ」という興味がムクムク。
これをきっかけに外食時に蕎麦という選択肢が加わるかもしれません。

2010年11月8日月曜日

時間をかけて読みたいです。

昭和が生みだした文豪、三島由紀夫。
彼の代表作である『金閣寺』を読み始めました。



電車の中やちょっとした空き時間に読んでいるのですが、
本当は雨の日に部屋にこもって1ページ1ページじっくり読み進めたい。
そんな印象の本。

読んだのはまださわり程度ですが
その世界観にずいずい引き込まれています。

たとえいったん読書から離れても
再び読み始めるとすっと中に入り込める。

前に三島由紀夫の他の作品を読んだ時には
得られなかった感覚です。

『金閣寺』の効果なのか、僕自身の変化によるのかは分かりませんが
この際に三島由紀夫が創り上げた世界に浸ってみようと思います。

2010年11月4日木曜日

稲妻フェスティバル2010に参加してきました

アメカジ好きにはお馴染みの雑誌、ライトニング。
そんなライトニングが年に一度開催するのが「稲妻フェスティバル」

日本の大御所アメカジブランドがお値打ち価格で
サンプルやらB品やら型落ち品を放出!!
全国から有名ショップも自慢の商品を掲げて参戦!!
公道を走れるハーレーの試乗会!!(僕は免許を持ってないので関係ないですが…)
そして会場にはおいしい食べ物が!!!

行けば最後、日常から解き放たれて物欲が刺激されてしまうこと
間違いなしという危険で楽しいイベントなのです。

イベントの存在自体は以前から知っていましが
なかなか参加できずにいました。

しかし今年ついに参加してきました。

感想はとにかく人が多い!!
そしてそれ以上に商品も多い!!
「年々、人が増えてるよ…」とどこからともなく聞こえる声。

それは間違いないでしょう。
だって一度行ったらまた行ってみよう、という気になりますから。

カスタムされたフライトジャケットを着た人やスカジャンを着た人
そして良い色落ちをしたジーンズを穿いている人。
あれだけの人数が集まるとそれはもう、ものすごい光景。
(すいません、写真は全くとってないんです…)
その光景を見ているだけでなかなか楽しめました。

買う買わないに関わらず、見ているだけでも楽しんでいた僕ですが
そこはやはり年に一度のフェスティバル。
もちろん醍醐味である買い物も楽しみました。

「あれ、良いな、これも安いし…」という誘惑を振り切り
本当に気に入ったモノを厳選。
今になって「あれも買っとけばよかった…か?」
と思うモノも実はあるのですが、初参加にしては御の字でしょう。

存分に楽しめた稲妻フェスティバル2010。
都合がつけば来年も行ってみたいですね。